過剰な活性酸素の発生
私たちは口からとった食品を体内で燃やして、エネルギーをつくり
出しています。燃やすといっても、それほどの熱は出さずに、効率
よくエネルギー化させる「酸化」という燃やし方です。
その「燃やしカス」としてできるのが「活性酸素」です。
活性酸素は非常に不安定な物質で、周囲の細胞や物質を酸化させて
傷つけます。それにより、ガンや動脈硬化、そのほかの生活習慣病の
発生を促したり、老化を進めたりします。
■活性酸素がふえる原因
酸素吸収・飲酒・タバコ・ストレス・激しいスポーツ・細菌・農薬
・ウィルス・大気汚染・紫外線・放射線・抗ガン剤・電磁波・添加剤
・着色料剤・発癌性食品・その他過酸化食品
■性酸素がふえることによって引き起こされる症例
ガン・老化・高血圧・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・膵炎・腎炎・大腸炎
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・炎症・熱傷・薬剤性肝障害・糖尿病・白内障・
肺気障・てんかん発作・多臓器不全・パーキンソン病・その他自己免疫疾患
からくる病気
とくに、活性酸素によって遺伝子が傷つけられると、発ガンのリスク
を高める大きな要因になります。
体内には、この活性酸素を除去する「抗酸化作用」を持つ多くの酵素
が働いています。しかし、加齢や環境の影響から、それらの酵素が
減ったり、余分に使われたりして十分に働けなくなると、ガンの発生
や増殖のリスクが高まります。